第1章

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草原をぬけると、サラサラ流れる小川に着きました。 ここの水はとても冷たくて美味しいのです。 カエルは小川の水をゴクゴク飲むと、 「ふぅ、疲れたけれど旅はまだまだ」 そう言って、ちょっと一休み。 すると後ろから 「カエルくん」 と呼ばれ、カエルは驚いてピョンと飛び跳ねました。 後ろは小川しかなくて、 誰かに呼ばれるとは思わなかったのです。 「驚かせてごめんよ」 カエルが振り向くと、小川からメダカが 顔を出していました。 「あー、ビックリした。メダカくんかぁ」 カエルはニッコリ笑って、またピョンと跳ねました。
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