6月

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「その時常神社?が在る場所、カズサなんだ…ww」 「そういう事だね~wカズサ…凄いな~wカズサww」 なんかよく分かんないけど上総が二人のツボにハマったらしい。めっちゃ笑ってる。 そんな珍しい客人をご希望通り社跡に連れて行ったら、多々良くんはそこで何枚か写真を撮っていた。 この社跡は、苔に覆われた石垣がちょっと残ってる程度の跡地だけど、丘の中腹の林の中ながらここだけポッカリ拓けていて、天気がいい時は気持ちのいい陽が差す、なんだか心地よくて暖かい場所。 だから俺はここ結構好きなんだ。 大体の写真が撮れたら多々良くんは満足したようで、今度は家に引き返す。 流石にもう俺達も家を出なきゃで、待っててくれていた父さんに声を掛けて多々良くん達より先に車に乗り込もうとしたところ 「ちょっと気になってたんだけど~…フラグが立ってるね~wしかもまだ未完成… 久保くんに会ったら宜しく伝えといて~ 」 と、多々良くんによく分からない事を言われた。 久保くんって…真様?の事で合ってるか? そう言えば彼等は結局なんであんな所を訪ねて来たんだろう?って、俺が語り過ぎてて聞きそびれちまった。 それよりも… やっぱ雄一絶対友達を顔で選んでるんじゃないかって気がすげぇしたw 前はフィーリングとか言ってたけどさー、絶対顔だろ?雄一の友達、やっぱりイケメンか美女しか居ねぇww なのになんで俺と仲良くしてくれてんのか… 本当に謎だ。 ──────
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