第2章 迎撃

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 いきなりの結末だった。  地球に接近しつつあった、謎の怪円盤は粉々になっていく。  唐突に出現してきた銀色の巨大円盤が光線一発で吹き飛ばしてしまったのだ。  地球人の中で、『ありがとう! 銀色の巨大円盤!』と、単純に感謝するのが全体の十%、あとは(なんで、こいつは助けたんだろう)と警戒した。  しかし疑うばかりで、相手と交渉する方法がわからない。  戦うなんてとんでもなかった。間違いなく敵対すれば全滅だ。  そう世界中が戸惑っていると、どこかへ巨大円盤は飛んでいってしまった。  世界中の天文学者は望遠鏡で可能な限り円盤を追ったが、どうやら太陽系から離れていく様子だという。
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