第1章 記憶

4/6
前へ
/27ページ
次へ
 あなたは戸惑う。  (人見知りなのかな?)  だがあまりに永いあいだ一人でいたので、あなたは会話に飢えており、少々不気味だったが、いちおう挨拶してみる。  しかし反応がない。よく見れば目はまったく焦点があっておらず、口は閉じたまま。彼にはまったく生気というものが感じられなかった。まるで人形だ。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加