お前の為なら。 白イキ

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井上…井上… すると一通のメールが。 …そこには「裕介」との文字が。 -------------- 石田へ 焦らんくてええからなっ 仕事お疲れ様 1人でも大丈夫やでっ 待ってる 裕介より -------------- 嘘丸出し。 もっともっと速く走る。 頑張れば間に合うんやっ 早く…井上を安心させたらな… 俺がこわれる。 もっともっと速度をあげて …アイツへのモノを大事に抱えて走った。 イキリside よし…メール送信完了。 …1人で越すくらいなら寝た方がマシやなっ… ほんまは凄い寂しいけど… 石田は頑張ったんや。 このケーキが置いてあっただけで嬉しい。 俺は幸せ者やでっ ありがとう…ありがとうな石田っ… 泣いた…涙が止まらんくなってる。あかんのに…。 俺は石田のことを思いながら眠ってしまった。 白side 着いた! ガチャッ! 石田 …井上… 時間は…00時10分。 …何が間に合うや…無理にきまっとるやん… 最低な彼氏や…最低な…最低な… 石田 井上…ごめんな…情けない彼氏で…信用できん彼氏でごめんな… 井上 …石田… 石田 いの…え… 井上 ええんよっ…泣かんで? 石田 ごめん…ごめん… 俺は構わず井上を抱きしめた。 相変わらず俺の胸の中に埋まる。 こんなに可愛い奴の誕生日に…一緒に居られる幸せを… 逃したんや…。 石田 ごめんな… 井上 もう謝らんで?もうええよっ来てくれただけで嬉しいっ// 石田 ほんま…?// 井上 おんっ大好きな奴と過ごせるんやもんっ// 石田 ありがとう/// 井上 こっちのセリフや…// 石田 今夜は…もう離さへんよっ 井上 おんっ離すなやっ//// 俺等は自然と唇を重ね合った。 そうすると微笑む井上。 さらに愛おしく思わせられた。 井上と居られる幸せ 一緒に過ごせる喜び 全てを噛み締めて今日を過ごそう。 もう36歳やけどまだまだ二人なら進んでいける。 お前となら未来を歩んでいける。 だから…これからもずっと傍にいよう。 ずっと愛し続けよう。 ありがとう…ありがとう。 いつも幸せをくれる分 今日は俺が幸せをたくさん与えてやるわ。 覚悟しとけや// happybirthday井上さんっ。 -END-
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