お前の為なら。 白イキ

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白side 最悪最悪。 明日井上の誕生日やのに仕事が入っとった。 今11時00分。 ああああああああああああああああ 井上ええごめん。 ケーキとかも張り切って用意しとったんに… ただのバカやんか。 イキリside 石田何で来ないんかなー 忘れたー?仕事ー? …寂しい…。 石田…寂しいてえええ。 白side あああああ早よ終われえ 石田 … 村本 何か喋れや!笑 ((大爆笑 石田 あ… 村本 どうしたんや笑 石田 漫才考えてたわ 村本 いつまでやっとんねん笑 ((笑い 村本 笑笑…石田大丈夫か?(ボソッ 石田 ありがとう(ボソッ 村本 収録終わったら走って帰れ 石田 え? 村本 井上ずっと待っとんねやろ? 石田 …そやけど… 村本 俺やったら走って帰る。パラが誕生日の時こんなやったらな(ニコッ 石田 っ…分かったわ…! 村本がこんなにも優しい時なんてあっただろうか。 どんだけ中川の事を大切に思ってるか…。 …俺やって同じや。 井上の歳越しは…一緒にいたいんや…。 高校の時からずっとそうだった。 二人の誕生日の時は必ず二人で居った。 そして…二人で笑い合って最後の歳を越していた。 …それを壊すわけにはいかんよなっ… 守る。井上さんとの約束を…守り抜く…。 俺は残り収録に全力で挑んだ。 イキリside もう11時30分…。 …1人で誕生日を迎えるのはこんなにも寂しいものか。 高校の時から1人って事はなかったから…初なんかも。 彼氏…居るんやったら祝ってほしいのが普通やんな… きっと仕事や…忘れてるハズがない。 石田の事やから…うん。 急いで走って帰ってきてくれるハズや。 あ~喉乾いた… 俺は冷蔵庫を開けた。 …なんやこれ。 そこには白い箱が置いてあった。 …バカ…バカバカ…。 アイツ…忘れてへんやん…俺と過ごそうとしてくれてた。 でも…仕事が入ったんよなっ…。 ありがとう…焦らんでええよっ… 1人でも寂しくなんかないで… このケーキがあれば…きっと1人でも… 白side  終わった! 村本 行け石田! 石田 おう! 俺は荷物を持って駆けだした。 石田 今田さん松本さんお疲れっした!お先に失礼します!! 今田 おーう! 松本 ブス可愛がったれー 石田 ブスちゃいますよ可愛いですからあー! はっちゃけながら走った。
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