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浮気がバレて、こっぴどく振った元カノ。
靴箱に入っていた手紙を思い出す。
「マサくん、最後に一度だけお話できないかな? ミホより」
卒業式を終え、教室へ向かった。
最後の日、という感傷さもあってか少しミホが愛おしくなる。
・・・あいつが優しいからって、ちょっと調子のりすぎたな。
最後くらい、謝っておくか。
「・・・マサくん」
「ミホ」
「・・・あ、あのさあ。
まあ俺もちょっと悪かったと今は思ってるよ・・・」
ミホは無言だった。
「ミホ?」
返事の代わりに、微笑んだミホ。
抱きしめるように卒業証書の賞状筒を握りしめた。
泣きながら
「私、嬉しい・・・・」
俺はほっと、ため息をついた。
次の瞬間
「お前を殺せるのが」
引き抜かれた賞状筒から
キラリと光る物体が
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