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タミさんのいない今、下手な動きはしたくはないけれど、逆に、今じゃなければ解決できないこともありそうだ。
色々な事が頭の中を駆け巡る中、私は覚悟を決めた。
「うん。私も出来る限り協力する」
はっきりとカナエちゃんの目を見て告げた時、ガコンッという鈍い音が聞こえた気がした。
それは、大きな歯車が噛みあった音なのか。
それとも、外で誰かが物音を立てた音なのかは分からないけれど、これから何かが起きることを予感させた。
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