奥さまは可愛い幼なじみ

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「実は……、樹とマンネリで……しばらくしてないんだよね…」 「それってセックスレスってやつ?」 『ねぇ、瑞希。セックスレスってなに?』 「伊織、セックスレスって知らねぇの?」 伊織は瑞希の問いに、こくりと頷く。 すると、瑞希はニヤリと笑った。 「セックスレスってのはな。一ヶ月以上、エッチしねぇカップルのことを言うんだよ。まぁ、伊織んことはセックスレスなんて無縁だよな」 確かに。夜の営みは一日たりとも欠かしたことはない。 2ラウンド、3ラウンドは当たり前で、足腰がたたない日も度々あるくらいだ。 『そうだ!だったら、僕にいい考えがあります。日向さん、帰りに僕ん家に寄ってて下さい』 「いい考えって?」 『えへへ。それは内緒です』 悪戯っぽい笑みを浮かべて、伊織は小首を傾げた。
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