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「昨日も気になってたんだけど、なんなの?このロボット達は。」 するとキリトは驚いたように振り返った。 「そっか!何にも記憶にないんだね。ロボットはね、僕たちの生活に欠かせないツールなんだ。」 キリトの説明によると家庭用のロボだけではなく、移動手段であったり接客、靴や文房具など人型のもの以外もありとあらゆるものがロボ化しているらしい。 また、戦争の道具にも。 「今や世界の人口の半数以上が発明家なんだ。ロボットのほうが人間の数より多いかもね」 キリトは薪割りロボの近くに寄り、ロボの首元を見せてくれた。 そこには印のようなものが刻まれていた。 「これがロボの作者が自分が造った証明として彫る印。因みにこの家にあるロボには全部アルクの印が彫ってある」 アルクの名前が変化して、何やら格好が良い印になっている。 「え、てことは全部アルクが造ったの?」 「あぁ、そうだよ」 なんだかキリトが得意げな顔をしている。 それにしてもすごいなぁ。 こんなに沢山の凄いロボットをアルクは造れちゃうんだ。 薪割りロボは感覚を一定にひたすら薪を割り続けている。 「いた!ユキト!」
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