彼は彼の愛を知る

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「真っ赤だね。君の顔と胸」 「ん……、そこばっか舐めねぇでください」 「あぁ、こっちも触って欲しいってか」  ぐいと太ももを持ちあげ、柔らかな箇所に証を刻み。真っ赤な痕を満足げに見つめ。  蜜を垂らしてたちあがるモノへと触れた。 「ねぇ、ちゃんと自分でも弄ってる?」 「ん、あんま、さわんねぇです。て、なに咥えてんですか」 「何って、ん……ッ、ナニ」 「ふっ、咥えたまましゃべらねぇで下さい」  手で口を押えて必死で声を出すのを耐える百武に、わざとちゅるっと厭らしく水音をたててやる。 「くっ、うぅ」  どんな顔をしてみるのか見えないし、声を押し殺しているのが残念だ。  口の中でイかせ、中に放たれたモノを飲み込む。 「うわ、飲んだんですか……」  非常に嫌そうな顔をされたが、ご馳走様と耳元で囁いてやれば恥ずかしそうに顔を赤く染めて顔を背けた。 「こら、こっちを向きなさい」  顎を掴み自分の方へと顔を向けさせ。 「ねぇ、君の中に入れていい?」  尻の窪みをぐいと押せば、百武が目を見開く。 「あ……、男同士だとこの穴に突っ込むんですね。先生が入れてぇんでしたら、どうぞ」  俺はどっちでも構わなねぇです、と、どうしたらいいかと聞かれる。 「後ろを解すから」  そういうと百武のモノから垂れる蜜を指にすくいとり後ろを濡らして中へと入り込む 。 「ひッ、なんか、へんな感じ、です」 「すぐに良くなるよ」  中を広げるように解し、柔らかくなってきたところで指を増やしていく。  すると良い所に指がかすめたか、ビクッと身体が飛び跳ねる。 「んぁ、そこは……」 「ここがイイの?」  ぐいと押してやれば、指をしめつけてきて。その素直な反応に、乃木は自分の唇をペロリ舐める。 「はっ、や、です、そこはぁ」 「気持ち良すぎて、でしょう?」  興奮し、百武欲しいと主張する雄の部分を後孔へと宛がう。  嫌でもそれを感じてしまった彼の身体は、緊張からか力が入りかたくなる。 「あっ」 「ほら、力を抜いて」  大丈夫だからと、髪を撫で頬を撫でてリラックスさせる。 「のぎ、せんせい……」 「大丈夫だから、ね?」 「はい」  やっと力が抜けた百武の後孔へと自分のモノを挿入していく。 「く、あっ」  痛そうに歪められた表情に、 「辛いか?」  無理して進める事はないからと頬を撫でて中から抜き取ろうとした。
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