本校舎の夜(2)(章と久美子)
9/23
読書設定
目次
前へ
/
37ページ
次へ
章がそう言うと、久美子はためらいながらも、章に背を向けて、走り出した。 章は久美子の背中が見えなくなったことに、ほっと胸を撫で下ろし、次に自分が助かる方法を探った。 〈 ヤツは臭いで獲物を見つける動物みたいに、人間の呼吸で、人間の居場所を知るんだ。 でもその代わり、あまり視力はなさそうだ。 だからオレは、ヤツに見つかる前に、素早く隠れて、息を止めれば…… 〉
/
37ページ
最初のコメントを投稿しよう!
15人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
3(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!