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「留衣、オレたちは、後悔しても仕方がないんだ。
オレたちはもう、後戻りはできない。
オレたちは命をかけて、おかっぱ少女の呪いを解くしかないんだ。
途中で離脱することは許されない。
オレたちは、そういう約束でここに来たから……」
「たしかに健太くんの言う通りよ。
私たちは命をかけてここに来ている……。
でも健太くん、私は正直、後悔してる。
ここに来てしまったこと。
それに、ここに来る原因を作ってしまったこと。
私はどうして、お父さんとお母さんを殺してしまったのだろう?」
留衣はそう言って、すすり泣いた。
健太は、そんな留衣が弱々しく見えて、思わず留衣を抱きしめていた。
健太は不安な留衣を励ますように、留衣に優しく話しかけた。
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