瀬川清人の過ち

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部屋に引きこもる僕を見て、お母さんはいつも心配していた。 「清人、部屋にばかりとじこもっていないで、どこかに出掛けたら?」 「清人、あなた友だちができないの?」 「清人、クラスメイトと上手に付き合うことができないの」?って……。 お母さんは、本気で僕を心配していたけど、僕はそんなお母さんが疎ましかった。 だって僕は、誰とも話を合わせられないダメな男だったから……。
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