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僕は毎日、近所の公園に行き、立花真奈と話すようになった。
やっとできたリアルな世界での話し相手に、僕は夢中になって、いつも真奈のことを考えていた。
真奈は髪が長く、痩せ型で、パッチリとした目がかわいらしい女の子だった。
真奈は、まだ小学二年生と幼いせいか、デブ眼鏡の僕に少しも偏見を持っていなかった。
だから僕は、真奈と二人でいる時間が楽しかった。
いつの間にか真奈は、僕にとって、この世で一番、大切な存在になっていた。
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