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「美智子さんは、こんな気味の悪い場所にいて、怖くないの?
僕たちは、さっき高校生のバケモノに、殺されかけたんだよ。
あんなゾンビみたいなバケモノが、この呪われた学園には、百体以上いるかもしれないんだ。
もしもあんなヤツらに囲まれたら……。
もしもあんなヤツらに、逃げ道を塞がれてしまったならば……。
そしたら、僕たちには生き残る術はないんだよ」
「清人くん、悪いことを考えちゃダメよ。
私たちはおかっぱ少女の御守りを見つけて、おかっぱ少女の呪いを解くの。
私たちにはもう、引き返す道はないから……。
私たちは、自分の未来を変えなくてはいけないから……」
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