別校舎の悪夢(2)

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「私たちも、音楽室で高校生のバケモノに出くわして、別校舎の二階に逃げてきたの。 あのバケモノたちは、まるでゾンビみたい。 あのバケモノたちは、きっと殴っても、刺しても、死なずに私たちを襲ってくるわ。 私たちは、本当にこんな場所で、おかっぱ少女の御守りを見つけられるの?」 留衣が不安そうな声でそう言うと、今度は清人が、今にも泣き出しそうな声で話し始めた。
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