第1章

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ここはどこ。 僕は誰。 「ここはカナルって街。あなたは クリュ。はい次の質問は? 」 「えっと・・・君は、だれ?」 「私はこの街で一番の貴族の娘。名前はミリアナ。はい次?」 目の前に現れたのは夜空のような目と髪の、白いドレスを身にまとった女の子。 聞きたいことと言われてももう訳が分からない。 は?である。は? 「はーい、質問タイム終わり!じゃ、とりあえず帰るわよ。」 「え、僕の家って、どこですか・・・」 「質問タイムは終わったのよ。ほら、行くわよ」 そう言って彼女がヒュイッと指笛を鳴らすと絨毯が飛んできた。 「さぁ、乗って」 さて、もう一度聞こうか。 ここはどこ。 僕は誰。
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