第二章「戸嶋ブラウ」の場合

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━━━ AM8:25 ━━━ ・現在の状況 自宅→学校→【2-B】教室前まで移動 まどか「じゃあ私は自分のクラスへ向かうね。お昼は屋上で待ってるからね♪」 ブラウ「いつも通り購買寄ってからで宜しければ。」 まどか「は~い♪」 先輩である鹿目さんと別れの挨拶を終え、自分も教室へと向かう。 教室へ入り、鞄を机にドサッと置き、椅子に腰掛ける。今日も1日陽射しが眩しいなぁと心の中で呟いていると、前に座っている茶髪にヘッドフォンを掛けた友人から話し掛けられる。 花村陽介「よぅ戸嶋!聞いたぜ聞いたぜー?お前、今日も鹿目さんと一緒に登校してきたらしいじゃ~ん?クラスでその話が持ちきりでさー!!あーモテる男は良いよなぁー!正直羨ましいぜ!」 見滝原市に来てから初めての友達が、私の目の前にいる人物。花村陽介だ。 スーパー「JUNES」店長の息子という肩書きを持つ。大型店舗で品揃えも良く、値段も非常にリーズナブルなので、見滝原市では殆ど買い物はここで済ませる人が多い。 ブラウ「あー、たまたま朝ばったり会って話ながら来ただけさ。それに陽介も、スタイル悪くないし、ジュネスがあるだろう?そっちの方が余程スペック高いじゃねーか。」 陽介「んな事ねぇよー!実際そうであっても結果が付いて来てない以上、俺には何かモテる要素が欠けてるんだしさー・・・やっぱ、お喋りな性格のせいとか?」 ブラウ「ははっそれはあるかもな。」 陽介「んだよー!余裕ぶっちゃってさー!俺人には優しいし尽くすタイプなんだぜー!?」 ブラウ「それが陽介の良い所やで。とにかく今は違う方向性でアピールしてみたらどうだろうか?」
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