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「茉莉お嬢様、今日はよろしくお願いします。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
こうして茉莉のバイトが始まった。
開店と同時に客が花を買いにやってきた。
「開店祝いはこちらの花を。」
「はい、かしこまりました。」
「それでしたら赤いチューリップならいかがでしょうか?花言葉は―――」
峰山の花屋は真心があり、花を購入した客は満足して帰って行くという優しさが溢れる店でもあり、芸能人や華道家からも愛されている。
茉莉は峰山と峰山の旦那の接客を見て学び、少しづつ覚えていく。
そして茉莉にとって最も覚えていく仕事があった。
「はい。そちらに届けます。」
峰山の旦那が電話を切ってメモをとった。

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