百億光年の先に
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彼女はここにいない。これは只の映像だ。 彼女の肉体はここから百億光年先、宇宙を漂う船の中にある。 彼女は宇宙船で生まれた。宇宙の情報を収集するため、一生そこで過ごす。だから、この映像通信による義務教育が終われば、もう二度と会えない。彼女の涙は多分、そのせいだ。 もどかしい。こんなにも近く見えているのに、涙も拭ってやれない。 百億光年の先に、確かに彼女はいるのに。
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