はじまり

2/8
前へ
/53ページ
次へ
ある日、殺人鬼達は思った。 大切な人を殺したくはない。だが殺意が収まらない。 殺戮衝動が収まらない。誰でもいいから殺したい。 でも、大切な人は傷つけたくない。殺したくないと。 どれだけ抑えようとも収まらない殺戮衝動を感じ、 人を殺めた罰なのだろうか、と思った。 そう思った殺人鬼達は、警察にバレないように人達へひたすら謝罪 をしたが収まらず、何度も謝罪をし願った。 罰ならば償います。殺戮衝動、殺意を無くして欲しいと・・・ その事を知った人間の少年は助けてやろうとしました。 ですが、何を試しても無理なのです。そんな時、 ある本が落ちていました。その本を不思議に思った少年は 本を読みはじめました。するとみるみる笑顔になりました。 なんとその本には、 殺意や殺戮衝動、邪悪なものを消すことが出来る内容が書かれていたのです。 喜んだ少年は殺人鬼達に教え、実行しました。ですが、 余りにもその殺意(殺戮衝動、邪悪なもの)が大きすぎて消すことが 出来なかったのです。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

131人が本棚に入れています
本棚に追加