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……んん…
くすぐったい……
寝ぼけている状態でモフモフした物に擦り寄る
モフ、モフだ…くすぐったいけど、気持ちぃ……
「クゥン…」
「んー…ん?」
犬の鳴き声がして起きると、クウガが目の前に居た
…久しぶりにこんなに熟睡したな…洞窟の時は日が明るくなると
すぐ起きたし、前の世界の時も家でも警戒してたからな……
ベットだからか、クウガがいるからかは分からないけど
安心してたんだな…
自分の事なのに、熟睡してた事で初めて分かった。
「クウガおはよう…起こしてくれてありがとうな」
クウガは嬉しそうに尻尾を振って、小さく鳴いた
俺は起きて洗面所へ行くと、顔を洗って歯磨きをした
色々と用意してくれてたみたいだ。
歯磨きとか洗面所は前の世界と同じ様なものみたいだ
結構広いけど……
今日は魔法について教えてもらえるんだよな…
昨日あったばかりなのにどうしてそこまでしてくれるんだろう
本人は暇つぶしといってたけど。
魔法を俺が覚えたら楽しく戦えるからとか?
……うん。結構ありえるな…………
起きたはいいけど、どうしようか
そんなタイミングよく来てくれるわけないしな…
この部屋に本棚があるから、本を読んでみようか
言葉は通じたけど、読めるかな
……読めない部分は何個かあったけど、読めた
日本語じゃないのに、どうしてか分からないけど読めた
本は、一通り見たけど、俺が持っている(邪悪な)物の事は
この部屋にある本には一切書かれてなかった
まぁ、普通そうだよな。この世界にその本があったとしても
図書館とか資料室みたいな所だよな……
あんなとんでもない事が書かれてある本が部屋の棚なんかに
置いてあったら絶句して可笑しいだろって思うわ
俺が本を読んでる時にクウガは暇だったようで、俺の膝で
匂ったりゴロゴロして遊んでいた。本当に可愛いんだよ
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