131人が本棚に入れています
本棚に追加
肩で息をし始めて、苦しくて暑い
「シュリちゃんエッロ……」
「ちょっとお前は黙ってろ。シュリ、聞こえるか」
聞こえてる……
「…き、こえ…てる……ハァ…んぅ……」
あつい……上手く唾も飲み込めないし
苦しくて暑い…
「悪い。出来れば魔力を減らしてやりてぇんだが
お前は魔力を上手く使えねえからどうしようもねえし
自然回復で魔力が収まるまで待つしかないんだ……」
「あつ、い……ハァ…ハァ……」
「エ「黙ってろ。俺の属性に火があるから魔力と一緒に流れたのか……
おい、脱ぐのはやめろ。コイツに食われるぞ」
熱くて制服を脱ごうとすると、ゼクスに止められた
「…クウガ、冷やしてやれ。俺は長時間魔法を加減するのはキツイ」
魔法の威力を抑える程度ならなんともないみたいだけど、
冷やすぐらいに手加減するのは流石にキツイそうだ
ゼクスの方を向いて小さく頷くと、俺の隣に座った
クウガから冷たい空気がきて気持ちいい
「クウガはフェンリルという種族でフェンリルは基本氷を扱う種族
だから、それぐらい容易い。」
熱かった身体が冷えてきて、落ち着いてきた
「ん……でも、俺が治療…したとき、手が氷ってたよ…?」
「敵から氷魔法をくらっても、氷魔法はきかないはずだけどな…
多分極限まで弱っていたからかもな
……落ち着いたか?」
「う、ん」
まだ少し苦しいし暑いが、落ち着いてきた
最初のコメントを投稿しよう!