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その化物の名前はデストリュクシオン
絶望し死を望み壊れたモノを闇へ引き摺り込み喰う事で増える
地上に現れれば人の心を壊す
壊れながらも死を望まないものには敵視(敵対)しない
非常に危険な為召喚は禁止され召喚した場合死神が現れ裁く
もし現れた場合死にたいと思わず逃げる事が1番賢明な判断だ
「シュリに害をなす可能性がある奴ら皆殺しにす…っ」
後ろに気配を感じ振り向いた瞬間に後ろへ飛び退いた
「ガウゥ」
相手をみるとシュリが気に入っている狼だった
「チッ…どけ」
コイツには害は無くシュリが気に入ってる奴だ
出来れば殺さずに傷付けないようにしてぇ
クウガが大きく唸った途端シュリの姿をした何かを囲む様に
氷が現れ何かを閉じ込めた
「やっぱ言う通りにしてくれるわけねぇよな」
俺は刀を持ってない左手を振り、邪気を放出し氷を壊した
氷は崩れ落ちていくが邪気に触れて粉々になってしまった
「シュリを傷付けたくねぇから捕まえる気か……へぇ
だけどなぁ、そんな弱いもんで捕まえれるわけねぇだろぉ」
何かは笑いながらクウガに向かって進み始めた
「ガゥゥ!」
地面から氷の刃が飛び出し動きを封じるように囲んだ
「…こんなもんで動きを封じれるとでも思ってんのかぁ?」
馬鹿にするなと手を動かし氷に触れ、力を込めた
すると触った氷だけでなく周りの氷も砕け散り、また足を進み始めた
それから壁や動きを封じる魔法を使われ続け、何かは壊しながら
足を進めた
流石に可笑しいと違和感を感じ始め破壊しながら考えた
封じるつもりもっと強いもんがあっても可笑しくないのに
それをしようとしない…まるで時間を稼ぐような……
……そういうことかよ
接近するより逃げた方が良さそうだな…
魔法が使えない自分にとって流石にキツそうだ
大方ゼクスかルイが来るまで時間稼ぎってとこか
刀を持ち直し即座に駆け出した
クウガはバレた事に気付き邪魔をしながら追い掛けてくる
…これだと追いつかれるな……
刀は範囲が狭い為そこまで遠くの氷を壊せない
自分は刀を大鎌に変え大鎌を回転させるように回しすべての氷を
破壊した
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