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救急車呼べばいいと思うんだけどこの人も不良っぽいから
呼ばないんじゃなくて呼べないのかもしれないしね…
「おい」
「これから集中するんで黙ってて下さい。動かないで下さいね
動くようなら全身麻酔しますよ」
「……」
麻酔を討ち、麻酔が効くまで少し待ち針に糸を通し縫い始めた
最後には結びハサミで切り、包帯を巻いて留めて…よしっ
「終わりました。病院に行けない理由知りませんが、消毒の事や
痛み止めの薬を貰う為に早めに病院へ行って下さい。
傷も診てもらって、抜糸をしてもらって下さいね
糸放っておくと、腐って大変な事になりますからねー」
俺は片付けをしながらそう言った
「…何も聞かずに何で手当てしてくれたんだ?」
「聞いて欲しいんですか?…何でって言われても……
怪我をしてたから…ですかね。要するに自己満足です
……手当て終わったのに殴らないんだボソッ」
殴るなら後でって言って大人しくさせたから殴られるかと
少し構えてたんだけど
あっ……聞こえてたらしく、その人は眉を顰めた
こんな近くにいるんだから聞こえるよな、そりゃ
「麻酔がまだ効いてるので気を付けて帰ってくださいね」
それではと言おうとしたが待てと引き止められた
「礼…」
「要りません。いいと言われたのに自分が勝手にした事なので」
今度こそそれではと言い救急箱を持ち家へと帰宅した俺は獣医の知識ばかりで医者の知識は少なかったけど
局所麻酔等の知識を持ってて助かった…麻酔薬にも色々あるから……
手当てくらいなら出来たからよかった
あー疲れた……飯食って風呂入ってから寝るか…
ご飯を作っていたら遅くなる為軽く作って食べた
風呂も少し早めに出て自分部屋に行った
「レオただいまー」
レオを抱き締めてご飯をあげた
学校から帰った時もご飯をあげた。俺がいない時は
世話係の人に餌をやってもらってるけど基本は自分でする
懐いているし、小さい頃からずっといても、虎だから危ない
色々と気を付けながら飼っている
レオが食べ終わるのを見て皿を片付けベットへ入った
レオはベットでは寝れないからベットの隣に敷いてある所で
寝ている
「おやすみ」
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