お嬢様と貧乏人の恋模様

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この空気を切ったのは、マスターだった。 静かになり出てこない二人が心配で様子を見に来たのだ。 「大丈夫かい?もし良かったら二人でまたおいでよ」 社交辞令を述べたのだが二人にとって一番欲しい言葉だった。 「「はい」」 待ってましたとばかりに返事をする二人の声がハモった。 お互い驚き顔を見合わせる。 一緒に来たいと思っていたことが嬉しかった。そしてきっとここに二人で来ると。まだ約束もしてないけど確信できた。 「帰ろうか」 「……はい」 二人は「ごちそうさまでした」とマスターに言い店を出る。 「連絡先、訊いてもいいかな?」 「勿論ですわ……よろしくお願いします」
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