第1章
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「私との初対面って覚えてる?」 「中1の頃だろ」 「それは知ってる。クラス同じで仲良くなったんだっけ? それとも部活で一緒になったからだっけ?」 ユタは再びファインダーを覗きながらパシャッパシャッと、乾いた音を立てる。 シャッタースピードが早いのは、彼は今、水面のきらきらした光を撮っているからだ。 同じく写真を扱う私も、よく使う手だ。 光の動きの一瞬を捉えれば、色々な様子が撮れる。
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