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俺は、とあるサラリーマンにして、副業小説家。
ある日、高校の卒業式をテーマに、短編小説を書けと頼まれた。
どうしても話が思いつかない。
とりあえず、妻に昔の制服を着てもらう事にした。
……いきなり泣きだしたぞ!?
「なんだか、うれしくなっちゃった。あなたがプロポーズしてくれた時の事、思いだしたの」
あの時の気持ちを、忘れない。か。
いつみても美しいな、うちの学級委員長は。
翻って、視界の端で、自分の腹を見てみた。
すっかり太っちまったな……。
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