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額にキス。
「はよ！」
「はよ。つか遅刻。すでに昼飯時」
「いやーよく寝たわー。」
「寝すぎだろ。目覚ましは」
「スヌーズ5回」
「起きないのかよ。……家族は」
「置いてかれた」
「………………不憫だったな」
「だろー！？」
「でも普通目覚ましで起きるよな」
「…………………………」
「な？」
「…………………ハイ」
「…………つまんねえんだよ、お前がいねえと」
「へ？」
「なんでもない」
「…………」
「なにニヤニヤしてんだ」
「べっつにぃ」
「……………………うぜぇ」
「あ！あのさ、掲示板見たんだけど、お前期末いちばんなのな！すげえ！」
「お前は補習だったな」
「見てないけどわかってます。今回もお助けください」
「俺は高いぞ？」
「なんでもいたします。ってそうじゃなくて、」
「なに」
「いちばんだった君にいいものをあげよう」
「いらん」
「即答！いいから受け取れ！」
「…………なにくれんの」
「目ぇ閉じて」
「…………なんで」
「さぷらーいず」
「……はぁ」
「溜息つくなよー、幸せ逃げるぞ？目、閉じたな。じゃあ、はい、どーぞ」
ちゅ
「………………………」
「ふはははヘンな顔ー。びっくりしたろ」
「前さ、お前、ふらんつ？のこと言ってたじゃん」
「それ調べたら、でこってもういっこ意味あるんだと」
「祝福、だってさー。だから、お祝い。な」
「…………………………」
「……ん？おーい、どしたん？」
「……………………………………お、」
「お？」
「っ、お、まえ、………」
「照れてる？」
「っ、！！！ばっ、かやろおおおおお！！！！」
「ぐえ、締まっでる首締まっでる、ごめん、ごめんて！」
「あのー、、、授業、始めてもいいですか」
額にキスなら友情。それと、祝福。
2016年 3月 12日
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