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「ねえ、凜ちゃん。相談したい事があるんだけど……」
「んん。面白そうなジャンルだったら聞いてあげる。
どんな種類の奴?重いやつとか、軽すぎる奴もダメね。」
「う~ん、ちょっと、私的には重い話。
重要な話なんだけど。」
「ジャンルは?」
「まあ……あの。恋の相談なんだけど。」
ガタンっ
だらけた姿で椅子に腰かけていたりんちゃんが、
突然姿勢を起こした。
「ナニソレ!?
面白いじゃん。もう、面白いジャンルナンバーワンじゃん。
特に、まさか、夕夏梨の恋ばなとか一回も聞いた事なかったし。
もう、ダメ今から笑いが止まらない、ははははははははははは!」
「ちょっと!真剣な悩み事なんだから聞いてくれるなら、笑いを納めてから聞いてよ。」
「良し!聞こう真剣に!
笑いを納めて。今、笑いを引っ込めるから10分まって!」
「そんなにかかるの?そんなに面白いの私の恋ばなは!」
凜ちゃんは目を閉じて、瞑想のように呼吸を整え始めた。
可愛い顔だ……
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