1想い溢れて

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「ねえ、凜ちゃん。相談したい事があるんだけど……」 「んん。面白そうなジャンルだったら聞いてあげる。 どんな種類の奴?重いやつとか、軽すぎる奴もダメね。」 「う~ん、ちょっと、私的には重い話。 重要な話なんだけど。」 「ジャンルは?」 「まあ……あの。恋の相談なんだけど。」 ガタンっ だらけた姿で椅子に腰かけていたりんちゃんが、 突然姿勢を起こした。 「ナニソレ!? 面白いじゃん。もう、面白いジャンルナンバーワンじゃん。 特に、まさか、夕夏梨の恋ばなとか一回も聞いた事なかったし。 もう、ダメ今から笑いが止まらない、ははははははははははは!」 「ちょっと!真剣な悩み事なんだから聞いてくれるなら、笑いを納めてから聞いてよ。」 「良し!聞こう真剣に! 笑いを納めて。今、笑いを引っ込めるから10分まって!」 「そんなにかかるの?そんなに面白いの私の恋ばなは!」 凜ちゃんは目を閉じて、瞑想のように呼吸を整え始めた。 可愛い顔だ……
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