悪夢からの脱出

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美智子は教室のドアが閉まると、とりあえずホッとして息を吐いたが、 極度の緊張から、美智子の心臓はドキドキと大きな音を立てて、鳴り止まなかった。 美智子は、冷静さを失いそうな自分を落ち着かせるために、 呼吸を整え、目をつぶった。 〈 この学園はバケモノたちで溢れているのね。 早く章くんたちを見つけないと、私たちの命も危ない。 私たちは誰も失うことなく、この学園から抜け出すの。 できるわ。 私たちなら…… 〉
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