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美智子と健太は、しんと静まり返った廊下を不安な気持ちを抱えながら歩いた。
美智子の頭の中に、さっきまでの恐ろしい出来事が浮かぶと、美智子は思わず身震いした。
〈 私たちは、早くこの学園から逃げなくてはならないわ。
そのために章くんと久美子さんを早く見つけなくちゃ……。
私たちの仲間は、全員、無事にこの学園から抜け出すの。
一人でも欠けてはダメよ。
私たちは、仲間だから…… 〉
美智子たちが廊下の突き当たりまで歩くと、美智子たちの右側に長い廊下と教室の入り口が見えた。
〈 章くんたちは教室の中にいるのかしら？
とりあえず、調べてみないと…… 〉
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