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「アンタらは、本当は知ってたんだろ?
こんな場所で、御守りを探すことなんてできないって……。
アンタらは、オレたちがこの学園の呪いを解くなんて、少しも思っちゃいないんだ。
オレたちは、最初から、この学園で死ぬための生け贄。
そうなんだろ?」
「そんなことはないですよ。
僕たちは、あなたたちがこの学園の呪いを解いてくれることを期待している。
この学園の呪いさえ解ければ、もう生け贄だっていらなくなるんだ」
「テメェ……」
章がそう言って、警察官の胸ぐらをつかんだ。
「人の命を何だと思っていやがる!」
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