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「どうしてこの町の人間は、呪われた学園のことを話そうとしないんだ?」
「そんなこと、お前に話して何になる。
お前はどうせ、あの呪われた学園で死ぬんだろ?」
「オレは死なない!
オレは、あの学園の呪いを解くためにここにいるんだ」
章のその言葉を聞いて、リーダー格の男は声を上げて笑った。
「お前があの学園の呪いを解くだって?
今まで、百人以上の高校生が挑んで、ことごとく失敗しているのに……。
まるで笑い話だな。
死ぬ直前の笑えないブラックジョークだ」
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