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章は拳を胸の高さに構え、四人の男に立ち向かった。
章の目の前にいる男たちも、この町の不良だけあってケンカは弱くない。
でも章には、この四人の男たちを相手にしても、絶対に勝てる自信があった。
ケンカの勝敗を決めるのは、腕力だけじゃなくて、気迫だと、章は常に思っていた。
絶対に負けない。
絶対に退かない。
そんな決意がある方が勝つ。
章は今まで、そんな哲学の元に生きてきたから……。
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