最後の夜 (小嶋美智子)(3)

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「私の御守りぃぃぃ!」 おかっぱ少女はそう叫びながら、留衣の首を絞めあげた。 私はその光景を見ながら、久美子が死んだときを思い出し、血の気が引いた。 また私たちの仲間から、犠牲者が出る。 みんなで生きて、この呪われた学園を出ようって、約束したのに……。 イヤだ……。 これ以上、仲間の死は見たくない。
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