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朝から、冷たい雨が降ってましたね。
雨ということで、雨にちなんだ(?)本を、1冊。
吉野匠『レイン』(アルファポリス)
もろタイトルが、雨ですよ。(笑)
でも、雨の話では、全然ないです。
実は、これは、主人公の名前なのです。
主人公のレインは、雨の日に生まれたので、そう名付けられたらしいです。
中身は、はい、剣と魔法のファンタジー大河ですね。私の好物です。
さて、この物語は、大国ザーマインが、新王レイグルの指揮のもと、大陸全土を制覇しようとしたことから始まる。
レイグルは、魔人と呼ばれる、人とは、一線を隔した存在だった。彼の強大な力を背景として、ザーマインは、次々と、近隣諸国を手に入れてきた。もちろん、その手は、小国サンクワールにも、及ぼうとしていた。
サンクワールの王、ダグラスは、貴族を優遇するあまり、人心を失い、軍の士気もまったくふるわない。このままでは、ザーマインに飲まれるのも、時間の問題というという状態だったのですが…。
最終的に、国を救い、ザーマイン軍の足を止めたのは、上将軍のレインでした。
彼は、上将軍の地位にありながら、冷遇されていました。傭兵上がりの平民の出だというので、貴族の皆さんには嫌われていたからです。
ダグラス王亡き後のサンクワールと、王女シェルファを救ったのも、レインでした。
レインは、謎の人物で、何年経っても歳を取らず、実年齢より、かなり若くみえる。常に、黒衣を纏い、鎧兜はまったくつけない。一閃で、国を滅ぼしたと言われる魔剣・傾国の剣を持ち、剣技は、恐ろしく強い。また、魔法の技を繰り出すことが出来る。毒にも強く、酒に盛られた毒にも平然としていた。
それらの力は、彼が、過去に、ある目的のために大陸全土を修行しながら、手にいれてきたものだ。
今は、大陸全土を巻き込んでの戦となっています。サンクワールの姫王となったシェルファを守りながら、打倒ザーマインのために、戦う毎日です…。
レインは、この世界の覇王となるのか?
レイグルとの決着は、着くのか?
もう一人のレインをどうする?
シェルファのレインへの想いは、実るのか?
そして、シェルファの中にいるミシェールは?
…まだまだ、先が見えません。
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