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翌日もツバサくんがお見舞いに来た。
「喉の傷が治るまで、流動食っていうのは辛いね」
私はいつものようにコクリと頷く。
「もしかしたら、あいつは、喉を狙って刺したのかもね。君が自分に不利なことを話せないように。恐ろしい奴だよね」
私は、とりあえず頷くしか反応方法がない。
「菜乃ちゃん…。昨日は全てを話す時間がなかったけど、君と僕がどういう関係だったのか、良かったら詳しく聞かせようか?」
確かに知りたい。
私は何度も頷いた。
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