第1章

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「不倫、浮気は、男の甲斐性」と言われる。 あるいは、芸能人や俳優には、 「浮気は、芸の肥やし」などとも言われる。 しかし、それを擁護する気も、 否定する気もないね。 男の甲斐性にしても、 芸の肥やしにしても、 オブラートに包んだ表現。 ぶっちゃけたところ、 不倫、浮気は、実は、「男の本質」なんだ。 「男性には、もともと浮気願望がある」などとも言われるが、 男は不倫、浮気の要素を抱え持っているものだ。 ただ、不倫、浮気は、さまざまな社会的問題を引き起こす。 不倫、浮気が発覚すれば、社会的に非難される。 だから、 賢い男は、 「私は、不倫、浮気とは無関係です」と装っている。 愚かな男は、 本質部分を丸出しにしてしまう。 それで失敗を演じる。 修羅場を味わう。 あるいは、 本気で、 「私は、不倫、浮気とは無関係です」と、 思い込む。 思い込んでいるうちに、 去勢されたようになり、 すっかり萎えてしまう。 男が男らしく生きるには、 まず、「男の本質」をしっかり自覚することだ。 「男の本質」を否定するような、 バカな考えは起こさぬことだ。 そして、 露骨に現さぬように、 常に工夫する――。 この心がけは、 一生モノだ。 一生かけて、 磨きに磨いていくものだ。 そのへんのところを、 これから書き綴ってまいりたい。
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