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おばちゃんはそう言い、どんどん説明をしてくれた。
「そういえば、あんた刀をぶら下げているってことはギルドの冒険者だよね」
「いや、まだ登録してなんですよ。ギルドに入るついでに心機一転で新しい町に着たんですけどね。そのギルドの場所がわからないという」
「そうなのかい、ギルドはここからすぐだよ。この商店街をまっすぐ行った先にある中央区にギルドがあるから行っておいで。この地図はあんたにあげるから」
「サンキュー、おばちゃん。また、買いにくるぜ」
「そうしておくれ」
俺はそう言い、店を出た。おばちゃんの言われたとおり中央区に向かって歩くことにした。
しかし、一般人な俺を異世界に送り込むとは神も適当すぎるだろう。
まず、人類を助けるとか、無理じゃね?とりあえずギルドを見て、俺の想像通り人々の依頼をこなす場所なら取り敢えず登録だけしとくか。
他の10人は今頃なにをしてるだろう。
そんな事を考えているうちにギルドと思われる場所にたどり着いた。
中からは騒がしいく声が聞こえてきて、中で宴会でもしてるのかと思うほどである。
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