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特攻記念館に入り、月光を奏でたピアノに会えた瞬間から涙が溢れて止まらなくなりました。
その先に進むと特攻兵の方々がご家族に書いた手紙が展示してあり、その達筆さと文の美しさにまた衝撃を受けました。
日本語は本来こんなに美しいんだと感激しました。
それから亡くなられた特攻兵の方々の写真が壁にずらりと掲げられていますが、一人の例外もなく凛々しく美しいんです。
この写真を拝見しながら、心や人間性は必ず顔に現れるのだと確信しました。
お顔の造形も美しいのですが共通する最も美しい部分が、澄んだ瞳でした。
瞳は魂を顕著に現すパーツなのだと思いました。
この凛々しく美しい方々の年齢を見ると13歳から17歳ぐらいで、私は思わず現代の中高生と比較して愕然としました。
何もかもがあまりにも違いすぎるんです。
特攻兵の方々は年齢としては少年ですが、中身は成熟した大人だったのでしょう。
いや、戦争が無邪気な少年だった彼らを教育と訓練とで短期間に大人にしてしまったのかもしれません。
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