永遠の0

6/9
前へ
/154ページ
次へ
空軍パイロットはエリートです。 そんな将来有望な若者達を、まるで使い捨ての道具のように死へ追いやった当時の日本軍に怒りの感情を禁じ得ません。 彼らのような少年が皆生き延びてくれていたなら、日本の今はまた違ったのではないかと考えます。 片道だけの燃料を積んだ零戦に乗り、笑顔で死にに行った彼らは、日本が負けることも知っていました。 それでも逆らえなかったんです。 この少年特攻兵の物語は、時に美化して語られます。 ですがその本質は、ISISの少年兵たちと何ら変わりない洗脳・誤った教育・戦争が生み出す最も醜く許し難い虐待だと私は考えます。
/154ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加