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春花「うぅ~・・・痛い・・・」
雅「自業自得だ」
魔小「あ、あはは・・・あ、雅・・・その道・・・右だよ」
雅「はいはい、右ね」
みんなで朝食を食べた後、僕は魔小と春花を2人の職場に車で運んでいた。
今日は学校も休みだし、構わないといえば構わないのだが、2人も免許を取って自分で車で通えばいいだろうに。
それに対しての2人の答えは・・・
魔小・春花『雅(君)が運転出来るから私はいらない』
である。
僕が体調が悪かったらこの2人はどうする気なのだろう?
かなり不安が残る。
雅「ほら、春花。研究所が見えてきたぞ」
春花「は~い」
魔小「忘れ物とかない・・・?弁当は・・・?書類もちゃんとある・・・?」
春花「も~魔小ちゃんは心配性だな~大丈夫だよ~」
そんなことを言っているがこないだ研究資料を家に忘れて僕が届けたばかりである。
雅・魔小『不安(だ)・・・』
春花「も~2人共酷い~」
春花がそういい、僕と魔小が笑いあう。
いつもどおりの穏やかな日。
大学を卒業してから、みんなの時間の都合はつきにくくなった。
それでもみんなそれぞれ新しい日々を歩みはじめていた。
それに全く会えなくなったわけではない。
会おうと思えばすぐにまた会える。
卒業しても僕たちはやっぱり変わらなかった。
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