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――♪君の笑顔の隣にはいつもあの娘がいて…
君が笑顔だとあの娘も笑顔。
君とあの娘は好き同士なんだね。
そんな君とあの娘を見つめる私。
私の気持ちはどこにいけばいいの…?――――――
切ない歌詞。心に響く石宮の声。俺の目からはまた一筋の涙。
「こ…、こんな感じでどお…?」
恥ずかしそうに俯きながらこちらを見る石宮。
…軽く上目遣いになってる。
(やばい、かわいい……!)
それは反則だ。
「…すっごくいい。やばいな。また涙出ちゃったよ…」
『えへへ』と笑って顔を紅くして照れる石宮。
「っていうか、虹って涙もろいんだね。
さっきから泣いてばっかり!」
「うっせ…、石宮の歌がすごいだけだよ…」
俺たちはその後も空を眺めながら少しの間話していた。
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