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それからというもの、俺たちは毎日屋上で話していた。
……あ、これはさぼってるわけじゃなくて放課後だぞ。
サボり常習犯…だけどばれてないからノーカンだよ。
石宮とはいろんな話をした。
好きな食べ物
好きな歌手
好きな曲
好きな季節…
時々、歌もうたってくれる。
それを聴きながら風を感じるのは心地よかった。
今日も俺は少しドキドキしながら屋上の扉をあける。
『ギィ~……』
そして空が見えると同時に、石宮の澄んだ声が俺の名前を呼ぶ。
「虹!!待ってたよ!!」
「おお、待たせたな。」
そしてまた他愛ない話をしながら笑いあっていた。
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