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あれ…
そういえば…俺、石宮のこと全然知らないな…
きいてみようかな。
「なあ、石宮ってどこのクラス?」
そもそもこんなにかわいい子が同じ学年にいればすぐわかるよな。
1年かな?それとも先輩?
少しの沈黙のあと
「―――――…学年は虹と同じ2年生。
クラスは……
ごめん、保健室登校…なの。」
え?保健室登校?
なんでだ?保健室登校ってあれだよな?
あの半分不登校的なあれだよな?
プチパニック状態の俺。このときの顔はすごいことになってたと思う。それを感じ取ったのか、石宮は悲しそうな顔をした。
「いしみy…「ごめんね、今日は帰るねっ!!」
そう言って俯いてパタパタと走って行ってしまった……
『ギィ~…、ガタン…』
屋上に1人とり残された俺…
「石宮ぁ……」
その声は石宮には届かない。
春の空に虚しく消えていった。
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