第1章 ―春―

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(はぁ…) 今日も1人で教室にいる俺。大声で騒いでいる奴らがうるさくて面倒で… 自然と1人になってしまっている。でも1人は嫌じゃない。というかそもそもなぜ人は群れてないといけないのだろうか?不思議だ。 そんなことを考えてるうちに担任の今野が入ってきた。 今野は今年で確か30歳になるはずだ。 そろそろおじさんになるというのに、本人はまだプレイボーイ(笑)のつもりでいる。 自意識過剰ってヤツだな 「おーい、授業始めるぞぉ~」 そのだるそうな声を聞くとこっちまでやる気をなくす。 ……まぁもとからなかったんだけど。 こっそりさぼることにした。
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