悪夢の始まり

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背後にもうひとり、男が立っていた。 俺よりも身長が高く、かなり太った体格。 太った人特有の細くなった目が、ニヤリと笑う。 その左目には縦に傷痕が走っている。 ───もうひとりいたのか!? そう思った時には既に遅く。 強い衝撃と痛みに襲われると、意識が遠退いていった。 ──これが俺の身に続く、悪夢の始まりだった。
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