第9章

3/28
8412人が本棚に入れています
本棚に追加
/485ページ
というわけで、使い魔召喚の立ち合いで出ずっぱりだったアレックスの初授業である。 高等部に入学してからというもの1人でトレーニングするだけだったサラにとって、相手がいる戦闘訓練は素直に嬉しいものだ。 「よおし、揃ったな!」 広大な演習場にアレックスの声が響く。 「今日は初回の授業だから、まずは皆の実力を見させてもらうぞ!」 生徒たちがザワリとする。 戦闘が得意な者は目を輝かせているし、苦手な者はうんざり顔だ。 勿論サラは期待に胸を弾ませている方で、(相手はザックかソウジュが良いな~)と思っている。 正直、他に強そうなクラスメイトがいないのだ。 「試合形式は1対1!で、5分間とする! 一般の武器、魔武器、魔法は使用可能だ! 本人の実力を見たいから、使い魔はダメだぞ!」 サラは内心、安堵の息を吐く。 ガブリエルを召喚なんてしたら、まともに戦えそうにない。 「それじゃあ、まずはエイブラムとイートン!」 呼ばれた男子生徒2人が演習場の中央に進み出た。
/485ページ

最初のコメントを投稿しよう!